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Diary


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『銀河道の父』を読んで

2023.08.22 Tue

久しぶりに一気に本を読みきりました。

この本は、宮沢賢治の父 政次郎からの視点か書かれています。
最愛の長男が生まれてから結核で亡くなった後、
3回忌に孫達に賢治の詩を読み聞かせるところで終わっています。
父親となった喜び、父親としての苦悩、子供達の愛、子供達に先立ただれた父親。
威厳を保ちつつ、明治から大正にかけて新しい父像として苦悩しつつ子供達を見守っていた。
そんな感じがしました。

長女のトシが亡くなり、そして、その後、長男の賢治。
子供たちが先立つということは親としてはどんな思いが・・・
ましてや、賢治は危篤状態から一息ついて席を離れた時に亡くなっています。
トシも賢治もこれが最後だという時に遺書を残すように伝た場面では父親の断腸の思いが伝わり涙があふれてしまいました。

ところで、幼いことから宮沢賢治の作品が好きで、花巻にある「宮沢賢治記念館」には2度ほど行った覚えが。
私の思っていた宮沢賢治の違う側面が見えた感じがします。

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